彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
by saiseidoh
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

「逍遥通信」第3号のご案内

d0289139_11061258.jpeg
 「逍遥通信」第3号の目次です。

 届かない人には届かないかもしれませんが、(心に)届く人にはぜひお読みになっていただきたいと思います。発行責任者の澤田展人さんの志しと近いと確信するのですが、地域発、無名者、日々生き方を模索する人、権力を持たない(かざさない)人々の声を拾い上げ、細々とでも一つの潮流になれれば、と考えます。

 ご連絡、お問い合わせ等はsoft22good@yahoo.co.jp 宮内義富まで。

# by saiseidoh | 2019-01-16 11:16 | 身辺雑記 | Comments(0)

新聞は未来を拓く

 毎日、新聞を読む習慣というのはとても貴重なものに思える。朝慌ただしいながらも、紙面を隅々まで読む。帰宅した夜に再度読むこともある。いろいろなことに気付く。そして、それを自分なりに深めたいと考えることも多い。
d0289139_08174439.jpeg
d0289139_08175698.jpeg
d0289139_08180971.jpeg
 今朝の北海道新聞のいくつかの紙面。読書欄では、黒井千次「流砂」やノンフィクション「除染と国家」などが取り上げられている。そして、作詞家・作家のなかにし礼氏の新著を紹介する中で、氏の戦争観、闘病、人生…などが語られる。

 道内面では、ノンフィクションライターの北室かず子さんという方が北海道の明治期以降の産業や歴史と食のつながり、そこから学ぶことなどについて語っている(講演抄)。どの記事からもいろいろと考えさせられるものばかりではないか?自らのテーマともつながってくることが多い。

 これほど豊かな、新聞が部数減等に悩んでいる。デジタルに力を入れ、その打開策を模索している。それが世界的潮流なのだそうだ。果たして、本当にそうなのだろうか?確かに、スマホやネットの席巻で、現在のような新聞は必要ない、などと極論を言う識者も多く、若者も安易に乗っている。しかし、新聞には新聞の役割や良さがあり、それを読者である私たちには、「新聞を読む」という独特な習慣を守る責任もある。読書の習慣も同じである。

 安易に全てはデジタルで用が済むなどという意見や考えには決して与しない。


# by saiseidoh | 2019-01-13 08:19 | ジャーナリズム | Comments(0)

小笠原克「北海道 風土と文学運動」

d0289139_09353226.jpeg
 昨日はなかなか行けそうで、行けない弘南堂書店均一棚に閉店間際に飛び込む。少々吹雪模様だったのと、均一棚付近が暗く、本を時間をかけて選べない。

 小笠原克「北海道 風土と文学運動」(北海道新聞)と大江一道「世紀末の文化史」(山川出版)の2冊。前著はすでに持っているが、とても綺麗な状態で、再度詳しく読みたく、購入した。


# by saiseidoh | 2019-01-06 09:44 | 身辺雑記 | Comments(0)

蓮實重彦「伯爵夫人」

d0289139_14150944.jpeg

 デジタルやネット、スマホの席捲で人間の知的レベルや読書する力がとてつもなく、やせ細ってきている。街を歩けば歩くほど、痛感することばかりだ。

 読書環境がこれまでになく貧弱である。コンビ二にも、JRや地下鉄の駅の売店にも知的レベルを満たす本や文庫は皆無に近い。それに代わって置かれるのは、ハウツー本や占い、ファッション、娯楽本の類いばかりだ。

 逆に、そうした本を求めて歩こうとすると、車で郊外型のメガ書店に飛び込まざるをえない。しかも、膨大な書籍が、特に売れ筋の本や文庫、新書などが山積みされるのだ。そこには何の工夫も意思も感じられない。まさに、売れればよいのだ。その膨大さに何か読書欲は満たされず、辟易した徒労感すら起きてしまう。

 身近に何もないか、あったとしても過剰にメガな状態で、そこにあるー。きっとこれからの時代はそうした状況が当たり前になるのではないか?中庸や程良さがないー。

 年末に久し振りに訪れたサッポロ堂書店で購入した「首都圏に生きるアイヌ民族」(草風館)とメガ書店でやっと手にした蓮實重彦「伯爵夫人」(新潮文庫)を手にし、そんなことを考えている。

 しかし、諦めてはいられない。本を読む楽しみはどんな人にも開かれているべきだ。活字を追って読書する習慣や行為は、スマホやSNSなどでスマホやパソコンに向かうより、どれ程大切なことなのか、後世の人々は思い知るに違いない。

# by saiseidoh | 2019-01-02 16:11 | 文学・小説 | Comments(0)

「具体性・身体性」

d0289139_17574998.jpeg
本日26日付の朝日新聞『文芸時評』。小説家・磯崎憲一郎さんが定期的に書いているが、今回の内容にとても納得するものがある。

笙野頼子「返信を、待っていた」(群像1月号)に共感する一人の芸術家として、『文學界』1月号掲載の「『平成』が終わり、『魔法元年』が始まる』」と題した対談の想像力の欠如と、身体性の欠如に絶望する、と書く。

この対談に登場するO氏、F氏ともに私も、その書く文章その他を信頼できない。磯崎さんの指摘には溜飲を下げる。F氏は現在、某作品で芥川賞候補になっているようだが、マスコミの時流に乗るばかりのその姿勢には全く共感のしようがない。それが率直な感想だ。

# by saiseidoh | 2018-12-26 19:14 | 文学・小説 | Comments(0)

外部リンク

フォロー中のブログ

ホクレレ2

最新のコメント

先日、大橋巨泉についてブ..
by プログレ at 20:12
本当にそうですね。東京に..
by saiseidoh at 20:15
乾ききった魂に、沁み込ん..
by JUNNKO at 12:17
私も同じかもしれません。..
by Takeshi at 23:24
 評論、というほどの事は..
by saiseidoh at 12:43
日経の文化欄を好むもので..
by Takeshi at 12:12
私も一度、登山で行ったこ..
by プログレ at 16:10
 コメント有難うございま..
by saiseidoh at 21:34
世の中ではびっくりするほ..
by saiseidoh at 20:20
ブログにコメント書くの初..
by きょうこ at 21:55

メモ帳

最新のトラックバック

venushack.com
from venushack.com
www.whilelim..
from www.whilelimit..
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
浮世絵の誕生・浮世絵の歴..
from dezire_photo &..
電子貸本Renta!で評..
from 最新お得情報

検索

ブログパーツ

最新の記事

「逍遥通信」第3号のご案内
at 2019-01-16 11:16
新聞は未来を拓く
at 2019-01-13 08:19
小笠原克「北海道 風土と文学..
at 2019-01-06 09:44
蓮實重彦「伯爵夫人」
at 2019-01-02 16:11
「具体性・身体性」
at 2018-12-26 19:14

ファン

ブログジャンル

本・読書
北海道