彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
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中村文則「何もかも憂鬱な夜に」など

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 自宅に戻る途中で通勤コースにあるブックオフに寄った。

 久しぶりだったので、何か、掘り出し物がないかな、といったところです。いつもがっかりさせられる。でも足が遠のくとまた行くのですが…。きっと自分の行動半径の中に魅力的な書店、特に古本を扱う店が極端に減ったからでしょう。

 案の定、今日もほとんど収穫なし。このブックオフ系の店に行くと、どの本も“等価値“に見えてしまうのだ。本の立場になってみれば差別もされず(笑い)、値段だけで評価されればスッキリとして、よいのかもしれませんが…。

 本の内容はお構いなし。新しくて売れるなら、何でもいいよ…みたいな。いい本まで、その世界に埋没して価値がわからなくなってしまう。だから、あまり行きたくないんですね。

 そんな中で、何も収穫なく引き下がるのは癪なので2冊210円とリーズナブルで自己満足に浸れそうな本を購入した(つもり)。

 中村文則『何もかも憂鬱な夜に』(集英社文庫)
 江尻光一『園芸の極意』(NHK出版、生活人新書)

 前者はあるブロガー、本の目利きの方が中村文則氏の作品を「不器用な…」(いい意味で)タイプ云々と触れてあったので、初めて読む気になりました。この作家は「掏摸」で全米何だか賞のミステリー・スリラー部門で最終5候補作になった、と評判だったので以前から興味はありました。

 評価はさまざまですが、読みはじめると、いい感じです。ピースの又吉直樹さんが解説を書いていますね。

 後者は園芸という珍しいジャンルを(私としては)選びましたが、カレル・チャペック『園芸家12カ月』のような文学的匂いを感じたせいで、手に取りました。『はじめに』で、『…地球上には、自然に従って育ち、花咲く「植物」という生き物が存在していることを確かめるために園芸をしてほしいと願います』と書かれています。

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by saiseidoh | 2013-04-26 18:54 | 文学・小説 | Comments(0)

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