彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
by saiseidoh
プロフィールを見る
画像一覧

大英博物館 「春画」展がスゴイ!

d0289139_1849514.jpg

  「芸術新潮」を久しぶりに購入した。以前は関心があるテーマ・人物の折にちょこちょこと買っていたのだが…。特に、故・洲之内徹の「気まぐれ美術館」が連載されていた当時は(だいぶ昔の話になってしまった)毎号毎号、同連載を見るのが楽しみだったものですが…。

 ところで、今回である。まずは、同誌編集長の弁を読んでほしい。

   …………………………………

  大英博物館
  「春画」展がスゴイ!


 今月は義憤にかられての特集といってよい。十月三日より大英博物館で始まった春画展は、中世から明治期までの春画の流れを、世界中から選りすぐった質の高い作品でたどる史上最大規模の展観である。歌麿・北斎らによる錦絵のマスターピースはもちろん、目にする機会の少ない肉筆作品も惜し気なく披露されている。大英サイドは、二〇一四年一月五日の会期終了後、日本への巡回展を希望しているのだが、受け入れる美術館・博物館が、なんとひとつもないというのだ。世界が認めた人類の宝、美の遺産を、それを生んだ国でなぜ見られないのか。理不尽きわまりない。せめて誌上で里帰り展を、というのが今回の特集なのである。展覧会実現までの裏話から、出品作の見どころ、最新の研究成果、開幕後の反響まで、ロンドンでの現地取材をもとに、大英春画展を多角的かつ濃密にご紹介する。この特集が、現実の里帰り展の呼び水となってくれたら幸いである。

                 芸術新潮編集長 米谷一志

   …………………………………

 昨今は“義憤”にかられることが多い。当方もまさに同じ気持ち。実物を観れないなら、芸術新潮で鑑賞してやる!(笑い)

d0289139_18491630.jpg

 ここで少しだけ思い出したのが、夏目漱石の生涯の親友で、江戸時代の稀代の思想家・安藤昌益の研究者として知られる狩野亨吉。第一高等学校校長、京都帝国大学文科大学初代学長などを務めた大人物だが、生涯独身で、晩年は骨董収集や春画の研究にエネルギーを費やした。とても興味深い方である。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
[PR]
by saiseidoh | 2013-11-27 18:56 | 美術 | Comments(0)

外部リンク

フォロー中のブログ

ホクレレ2

最新のコメント

先日、大橋巨泉についてブ..
by プログレ at 20:12
本当にそうですね。東京に..
by saiseidoh at 20:15
乾ききった魂に、沁み込ん..
by JUNNKO at 12:17
私も同じかもしれません。..
by Takeshi at 23:24
 評論、というほどの事は..
by saiseidoh at 12:43
日経の文化欄を好むもので..
by Takeshi at 12:12
私も一度、登山で行ったこ..
by プログレ at 16:10
 コメント有難うございま..
by saiseidoh at 21:34
世の中ではびっくりするほ..
by saiseidoh at 20:20
ブログにコメント書くの初..
by きょうこ at 21:55

メモ帳

最新のトラックバック

venushack.com
from venushack.com
www.whilelim..
from www.whilelimit..
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
浮世絵の誕生・浮世絵の歴..
from dezire_photo &..
電子貸本Renta!で評..
from 最新お得情報

検索

ブログパーツ

最新の記事

「自分の作りたい本」
at 2018-11-16 20:16
復刻出版(2018年11月)
at 2018-11-15 17:38
第52回北海道新聞文学賞に澤..
at 2018-11-01 07:46
岩波新書創刊80年記念「はじ..
at 2018-10-11 21:11
「水俣 そしてチェルノブイリ」
at 2018-10-07 07:58

ファン

ブログジャンル

本・読書
北海道