彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
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カテゴリ:歴史( 84 )

NHK「100分 de 名著」

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 久し振りに新刊書店に寄り、かねてから関心があったNHK「100分 de 名著」二冊を購入した。

 それにしても最近では街中で新刊書店を見つけるのに難渋する。結局いつも、そこを利用するしかないコーチャンフォー新川店だ。

 若松英輔「永遠の今を生きる者たち 内村鑑三 代表的日本人」、島田雅彦「大岡昇平 野火」の二冊。

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by saiseidoh | 2018-05-04 07:49 | 歴史 | Comments(0)

「モロオ百年史 果てしなき挑戦」完成!

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 一昨年7月に始まった作業がようやく終わり、「モロオ百年史 果てしなき挑戦」がようやく手元に届いた。地場医薬品卸モロオが100周年を迎え、社内歴史プロジェクトチームと協力・連携しまとめたもので、印刷・製作は凸版印刷北海道事業部。(株)みんなのことば舎の社外ライターとして取材・資料収集・執筆を担当した。

 企業の100年をまとめるのだから、それをまとめるには膨大な時間とエネルギーを費やした。モロオという企業の理解を得て、ということが大前提だが、創業からの企業活動を「人間のストーリー」「企業のストーリー」として多少は描けたのではないか、と思う。

 創業の頃(大正6年)や明治期から関場不二彦や斎藤弘輔など、当時の傑出したリーダーらと創業者が触れ得たことは特に「人間の影響力」という事を強く思わせてくれた。それは現代も同じだろうと強く思う。


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by saiseidoh | 2018-04-14 07:18 | 歴史 | Comments(0)

「北海道の歴史と福祉」

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 1ヶ月ほど前に富田政義さん(NPO法人北のまちかど理事長)が勤務する北広島市内の事業所を訪ね、「本を用意しておきますので、取りにお出で下さい」と言われていたのに、なかなか行くことができなかった。

 昨日ようやく千歳方面に出かける用事があり、その本を受け取ることできた。「北海道の歴史と福祉」(北海道社会福祉史研究会)。社会福祉を学ぶ学生の教材として企画されたもののようだが、これだけ系統立てて北海道内の福祉の歴史についてまとめたものはないと思う。


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by saiseidoh | 2018-03-16 06:54 | 歴史 | Comments(0)

自立支援施設火災

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 時代にはやはり節目となっていく事件や事故、出来事ということがあるようだ。1月31日深夜に札幌市東区の共同住宅で起きた火災事故(事件?)。

 主に生活保護や低所得の人たち(高齢者が多かったようだが…)が安い費用で次の住居や就労に向け共同で暮らし、サポートするスタッフもいたようだが、確かに制度的にはどこにも位置付けられない施設?(住居?)としか言いようがない。全国には同様の施設が多数あるだろう。地元の秋元札幌市長が何らかの手立てを考えていかなければならない旨(規制という方向ではない趣旨のように感じる)の発言をしているが、正解だろう。

 昭和9年3月に当時の北海道の中心都市、函館を襲った函館大火。昨年ようやく宮崎揚弘氏が「函館の大火 昭和九年の都市災害」として本にまとめた。今回の火災ではより社会的背景が絡み合っていて、その解決には行政や関係機関、民間の英知が必要だと思う。そして、短絡的ではない、歴史的・制度的な視点も持ちたい。

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by saiseidoh | 2018-02-03 08:30 | 歴史 | Comments(0)

『あなたへ 往復書簡』赤坂憲雄・寺尾紗穂

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 物事にはいろいろな見方がある、ということは大切だと思う。それは過去に起きた事も同様で、一つの色に塗り込められた歴史というものがあってはならない。

 朝日新聞連載中の『あなたへ 往復書簡』。現在は赤坂憲雄氏、寺尾紗穂氏という異色の往復書簡だが、これを読むと、過去や歴史にもさまざまな営為や思想、生き方があったことを知ることができる。そして、そうした姿勢は、今にも未来にも引き継がれる必要がある。それこそが未来への、本当の遺産だろう。

 この往復書簡によって、寺尾紗穂「アジアの汗」という歌も初めて知ることができた。

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by saiseidoh | 2018-01-13 08:08 | 歴史 | Comments(0)

「ティルダ・ヘック来日日記」

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作家有島武郎が1906年11月、弟壬生馬とともにヨーロッパ旅行の途中、スイスのシャフハウゼン市を訪ね、芸術を愛する美しい女性ティルダ・ヘックと知り合う。1週間の短い滞在だったようだが、2人は意気投合、武郎は帰国後も長く文通を続けた。

日本に旅行で来ないか、と要請するも生前には叶わなかった。武郎が亡くなって14年後にヘックは憧れの日本の大地を踏んだ。「来日日記」(有島記念会『星座の会』刊行)は1937年の来日時に日本各地を訪れた際の記録。素晴らしい記録だ。

昨今の書店に山積みされているベストセラー様の本と違い、何と貴重な記録だろうか。こうした本こそ後世に残したい。

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by saiseidoh | 2017-08-24 11:39 | 歴史 | Comments(0)

「西大門刑務所歴史館」

 ソウル市内の西大門刑務所博物館を訪ねた。日本が朝鮮を植民地としていた時代、抗日運動や独立運動などをしていた多くの人々が逮捕、収監された刑務所で、今は一部復元されて博物館となっている。

 案内してくれた韓国の知人の反応や雰囲気、見学する韓国人、日本人などを含めても日本を責める、というよりは、「過去の歴史を知る」といった印象が強い。コースの最後、スーベニールショップ近くにある、コインを離れた所から壺?に投げ入れるイベントを人々が楽しむ様を見て、案内者に聴いた。

 「あれは何をしているのですか?」「ああ、あれは自由と平和を祈ってあんな風にするんです」と。

 博物館の展示中には内村鑑三の影響を強く受け、『聖書朝鮮』を発行し続けた金教臣、ハン・ソクホンらに関する展示、資料なども多い。
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by saiseidoh | 2017-08-14 08:29 | 歴史 | Comments(0)

「北海道社会運動史」

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渡邊惣蔵「北海道社会運動史 明治・大正編」(白都書房刊)。昭和24年刊行。白都書房は当時札幌にあった出版社。


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by saiseidoh | 2017-08-02 06:54 | 歴史 | Comments(0)

岩波新書・中公文庫

 やはり岩波新書や中公文庫は老舗らしくいい本を出す。

 「矢内原忠雄 戦争と知識人の運命」、「夏目漱石と西田幾太郎ー共鳴する明治の精神ー」。「帝都復興の時代 関東大震災以後」…。手に取り読みたい本ばかりだ。しかし、こうした新書や文庫ですら(お恥ずかしい話だが)購入できない。経済的に全くの余裕がない。そのうち(経済的に)楽になるだろうと思っても、いつになってもそうした状況は生まれないのだ。“自己責任論”のみに終わってしまっていいのだろうか?


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by saiseidoh | 2017-06-25 08:46 | 歴史 | Comments(0)

「沖縄県史」

 最近刊行された「沖縄県史 各論編 第六巻 沖縄戦」(沖縄県教育委員会)を含め、3冊を鳥山淳氏(沖縄国際大学)が朝日新聞読書ページ“ひもとく 沖縄の経験”で紹介している。

 見出しには「監視と制裁 他人事ではない」とある。

 そう、他人事では決してない。沖縄の人びとの経験はこれからは日本の経験になる。希望を捨てずに粘り強く、戦う。それしかない、と思う。それほどに安倍政権は危険で、国民をないがしろにする政権だと思う。本性が出てきた、としか言いようがない。

沖縄県史 資料編23 (沖縄戦日本軍史料 沖縄戦6)

沖縄県教育庁文化財課資料編集班(編集)/沖縄県教育委員会

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 本日の朝日新聞社説は「安倍政権 『議論なき』政治の危機」。対決姿勢が鮮明だ。監視と制裁、それに類似した事々が起きないか、不安を感じる状況となってきた。

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by saiseidoh | 2017-06-18 08:08 | 歴史 | Comments(0)

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