彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
by saiseidoh
プロフィールを見る
画像一覧

山本義隆「近代日本一五〇年」

d0289139_13012302.jpeg
 購入後あまり読むことができなかったが、山本義隆「近代日本一五〇年ー科学技術総力戦体制の破綻」を読む。

 経済成長路線は破綻を来しているのに、日本はとんでもなく無節操(思慮がなく)な政策を続けている。政治の貧困、ひいては国民の意識、時代の空気…どこにその無節操の根源を探ればよいのか、はわからない。

 確かなのは、私たち一人ひとりが勉強を続け、自立していかないと、ということだ。「近代日本一五〇年」はどこに進んでいくべきか、の羅針盤にはなる。しかし、その実現をどこに求めるべきか、はなかなかに難しい問題だ。

[PR]
by saiseidoh | 2018-08-23 13:11 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

「ウラルの核惨事」

ただでさえ生活に追われる日々。政治の状況。希望はあるのか、いつも鬱々と過ごしている自分に気づく。それでも希望を求め、あるいは日々の積み重ねが何かを生む、と信じて日々暮らす。
[PR]
by saiseidoh | 2017-05-23 07:10 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

「核といのちを考える」

 例年8月が近づくと、どの新聞も戦争や戦後、原爆などにかかわる特集、連載を組む。

 気がつくと、朝日新聞に「核といのちを考える 被爆国から2016年夏」が連続して載っている。一つ一つの記事を丁寧に読むと、それぞれは短いものの、胸に響く記事が多い。

 今シリーズは、実際に体験した人びとが少なくなりつつある中、それを語り継ぐひと、後世に伝えようと活動する著名人が登場している。

 知らないうちに、切り抜きを忘れてしまっていたが。敬意を表して。

1回目:俳優・戸田菜穂さん(42) 2回目:オタフクHD会長・佐々木尉文さん(76) 3回目:俳優・石橋蓮司さん(74) 4回目:作家・柳美里さん(48) 最終回:文化批評家・切通理作さん(52)


[PR]
by saiseidoh | 2016-07-27 07:36 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

「放射線の恐ろしさ」

d0289139_14440214.jpg
 地味ではあるが、読むべき本。

 J.シューバート、R.E.ラップ著「放射線の恐ろしさ」(岩波書店、昭和33年刊)。広島に原爆が投下された事実はもちろん、「放射線」がこの世界に登場して以降の事実、歴史などを科学者の視点でノンフィクション風にまとめられている。

 放射線の恐ろしさは、素人ではなく、むしろ、専門家こそが知っている旨の記載が印象的だ。

 弘南堂書店の均一棚で見つけ、買い求めた。


[PR]
by saiseidoh | 2016-07-23 14:52 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

「ぼくの町に原子力船がきた」

ぼくの町に原子力船がきた (1977年) (岩波新書)

中村 亮嗣/岩波書店

undefined


 中村亮嗣さんという懐かしい名前を新聞の片隅で見つけ、朝から中村さんの代表作「ぼくの町に原子力船がきた」(岩波新書)を書架から見つけようと頑張ったが、結局見つからなかった。

 中村さんが亡くなられた、という記事を見たからだ。記事によると、中村さんは82歳で画家、やはり「ぼくの町に原子力船がきた」の書名が代表作として挙げられていた。

 青森県のローカル紙で記者をしていた頃、中村さんが描く原子力船むつの問題が最終盤を迎えていた(今にして振り返れば、ということだが)。私は、中村さんという方はずっと医師では、と勝手に思い違いをしていた。

 若い頃読んだ、その著書は鮮烈に記憶に残っている。撮影用の新書が見つからないので、(仕方なく)アマゾンのライフログから新書画像を引用した。

[PR]
by saiseidoh | 2016-07-02 20:05 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

「時代おくれの人間」

時代おくれの人間〈上〉第二次産業革命時代における人間の魂 (叢書・ウニベルシタス)

ギュンター アンダース / 法政大学出版局


[PR]
by saiseidoh | 2016-06-08 06:57 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

チェルノブイリ事故30年

 チェルノブイリ原発事故から30年を迎えた26日、北海道新聞は5面全面を使って当日付でチェルノブイリの現状を伝え、ノーベル文学賞受賞者、アレクシエービッチ氏のインタビューを載せていた。 
d0289139_08022949.jpg
d0289139_08024024.jpg
 朝日新聞なども毎日読んでいるが、26日当日にこれだけ多くの紙面は割いていず、本日27日付で各地の様子や原発反対行動などがそれほど大きくはなく載せられているようだ。

 原子力に対する認識やリスクへの関心度の高さが明らかに違うと思う。道新の報道姿勢を評価したい。


[PR]
by saiseidoh | 2016-04-27 08:08 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

「もどれない故郷ながどろ」

 「…地球を滅ぼすために原発やってんだか、処分場もできないうちになんでやんだかって、あの精神がわかんない」

 「もどれない故郷ながどろ」(芙蓉書房出版)の中から朝日新聞“天声人語”が引いている。地区の区長、鴫原良友さんという方の言葉。

もどれない故郷ながどろ

  / 芙蓉書房出版


[PR]
by saiseidoh | 2016-03-11 07:05 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

「チェルノブイリの祈り」

 ノーベル賞受賞作家のスベトラーナ・アレクシエービッチ「チェルノブイリの祈りー未来の物語ー」(岩波現代文庫)。

チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫)

スベトラーナ・アレクシエービッチ / 岩波書店


 この作家が小説ではなく、ドキュメンタリーを主に書き、評価されていることを知り、ノンフィクション、ドキュメンタリーの可能性を思った。
[PR]
by saiseidoh | 2015-11-06 07:33 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

倫理観の欠如

 以前ご紹介した「桐英会」のブログ。
d0289139_20130247.jpg

 松山薫氏。

 『…これらの異常な事件に通底するのは、倫理性の欠如ではないか。だから、教育に「道徳」を導入すると言うのか?「汚染水はunder controlだ。」と大嘘をついて世界をだました人物が首相、塾に献金を押しつける文教政策の責任者、「核のゴミと原発再稼働は関係ない」と言う原子力担当相、こんな政権にそんなことを言う資格があるのか。これこそまさに、倫理観の欠如、つまり日本の病巣を象徴するものではないか。』

 怒りをもって、そして残念なことだが、心の底から同感する。これからの日本に必要なのは、科学・技術や『地方創世』などでは決してなく、『倫理観』であると改めて思う。


[PR]
by saiseidoh | 2015-03-14 20:15 | 原子力・エネルギー | Comments(0)

外部リンク

フォロー中のブログ

ホクレレ2

最新のコメント

先日、大橋巨泉についてブ..
by プログレ at 20:12
本当にそうですね。東京に..
by saiseidoh at 20:15
乾ききった魂に、沁み込ん..
by JUNNKO at 12:17
私も同じかもしれません。..
by Takeshi at 23:24
 評論、というほどの事は..
by saiseidoh at 12:43
日経の文化欄を好むもので..
by Takeshi at 12:12
私も一度、登山で行ったこ..
by プログレ at 16:10
 コメント有難うございま..
by saiseidoh at 21:34
世の中ではびっくりするほ..
by saiseidoh at 20:20
ブログにコメント書くの初..
by きょうこ at 21:55

メモ帳

最新のトラックバック

venushack.com
from venushack.com
www.whilelim..
from www.whilelimit..
www.whilelim..
from www.whilelimit..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
浮世絵の誕生・浮世絵の歴..
from dezire_photo &..
電子貸本Renta!で評..
from 最新お得情報

検索

ブログパーツ

最新の記事

「自分の作りたい本」
at 2018-11-16 20:16
復刻出版(2018年11月)
at 2018-11-15 17:38
第52回北海道新聞文学賞に澤..
at 2018-11-01 07:46
岩波新書創刊80年記念「はじ..
at 2018-10-11 21:11
「水俣 そしてチェルノブイリ」
at 2018-10-07 07:58

ファン

ブログジャンル

本・読書
北海道