彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
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「半自叙伝」など新刊書2冊を購入

 
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 仕事の帰りがけに新刊書2冊を購入。

 村井俊哉「精神医学の実在と虚構」(日本評論社)と古井由吉「半自叙伝」(河出書房新社)。

 前者は当方の専門領域と言えば専門領域で、大きなくくりでこのテーマを今後自分なりに勉強していきたい。村井氏は京都大学精神医学教室教授で、今油が乗り切っている(?)俊秀。どこまで理解・読解できるか…。注目され、面白そうな訳書もあるので、そちらも近く読む予定。

 古井由吉も肝腎の小説はあまり読んではいないが、エッセー、そして“半自叙伝”には大いに関心がある。 
 
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by saiseidoh | 2014-04-30 19:09 | 文学・小説 | Comments(0)

「ツイン・タイム・トラベル イザベラ・バードの旅の世界」

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(展示場内は撮影禁止だったため、入口付近から雰囲気のみ)

 2010年京都大学、昨年東京大学(総合博物館、駒場博物館)で開催されたイザベラ・バード展が北大総合博物館で開かれている、というので出かけてきた。

 「ツイン・タイム・トラベル イザベラ・バードの旅の世界」(1月25日~5月11日)。「日本奥地紀行」で有名なバードだが、明治時代の英国の、史上屈指の旅行家だったことを改めて知る。

 その足跡は世界各地に及んでいる。本日館でいただいたリーフレット等によると、日本旅行の目的地は蝦夷だった、とか。「奥地紀行」は未読なので、機会を見て読みたい。

 「北海道大学総合博物館ボランティアニュース」バード写真展特別号の文章(大原昌宏北大教授・久末進一氏)なども貴重なものである。 

 帰りがけに、自宅近くの「古本市場」で少し気になっていた加藤剛「海と薔薇と猫と」(創隆社)を求めてくる。
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by saiseidoh | 2014-04-29 16:29 | 歴史 | Comments(0)

北大図書館で利用証申請

 昨日の土曜日。また自転車で20分強ほどの北大図書館へ。今回は、「利用証」発行申請手続きのため。申請書に必要事項を記載し、顔写真を持参、あとは返送用の封筒を持っていけば顔写真付きの利用証が1週間ほどで自宅に届く、とのこと。

 利用証があると、図書貸出が可能になる。札幌市立や道立図書館にはない、図書類が北大図書館には結構ある。利用価値は高いと思う。
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 手続きを終え、また、大学近くの弘南堂書店の100~500円均一棚をのぞく。

 本日の購入本は写真のとおり。

 「〈郊外〉の誕生と死」がまた棚にあったので、思わずまた購入した。
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 自宅に戻り、確認すると、何と地・小口に赤いスタンプで「○○工学部」とある。どういう経緯で弘南堂にあったのか…。しかし、新刊案内等も挟み込まれ、本はとても綺麗で誰も読んだ形跡等は全くない。

 
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by saiseidoh | 2014-04-27 13:10 | 図書館・資料館 | Comments(0)

さまざまな事

 
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 図書館に久しぶりに寄ると、さまざまな情報・チラシなどが置いてある。それぞれに興味深いイベント、そして取り組み等である。

 ▼道立文書館発行「赤れんが」(No.49)
 最近の地元紙その他で結構取り上げられていたが、今回の「赤れんが」でも開拓使文書が國指定重要文化財に”というのをトップで伝えている。某紙によると、これだけのまとまった明治時代の行政文書が残り、公開されているのは、とても稀なことだとか。機会があれば文書館で見てみたいものだ。

 ▼「篠山紀信展 写真力」(4月26日~6月15日、札幌芸術の森美術館にて)
 これも新聞等で告知されたいたが、札幌では明日からなのか…。全国を巡回しているように思ったが…。芸術の森で開催、ということはかなり大掛かりのものか?観覧料1,100円也。観にいけるかどうか。

 ■最近売れた本
・小田光雄『「郊外」の誕生と死』(青弓社、1997)
・種村季弘『アナクロニズム』 (河出文庫、1985)
・薄井和夫『現代のマーケティング戦略―はじめて学ぶマーケティング基礎篇』(不明、2003)
・大下英治『日本共産党の深層』(イースト新書、2014)
・白石賢「企業犯罪・不祥事の制度設計―インセンティブに基づく制度設計のすすめ」(成文堂、2010)
・瀬戸龍哉・山本敦司「漫画博士読本―マッドな天馬博士と愛すべきお茶の水博士からすべては始まった!!」 (宝島社、1999)


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by saiseidoh | 2014-04-25 08:22 | その他 | Comments(0)

ある詩人の肖像

   ある詩人の肖像

 今日 六十歳のあなたの写真を見た
 韻律にきびしく鍛えぬかれ
 生の中心から燃えあがる炎に焼けただれ
 深く大きな皺が刻みつけられた顔面は
 まるで岩だ ペロポネソス戦役の提督だ

 その鷲の眼は
 恐怖と不安と人間の崩壊を観察してきた
 あなたの攻撃目標は
 部分で全体ができているにすぎないと
 みくびっている全体主義者

 部分のなかに全体がふくまれていないと
 信じこんでいる部分主義者  だから
 あなたの偉大な耳は沈黙の声を聞く
 「ぼくらは互いに愛しあわねばならぬ
 さもなければ死だ」W・H・オーデン
     
     (「新選田村隆一詩集」より)
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by saiseidoh | 2014-04-23 07:43 | | Comments(0)

中公文庫版「狩野亨吉の生涯」など

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 先週末、「日本の古本屋」経由で都内の古書店に頼んだ「狩野亨吉の生涯」(中公文庫)が予想外に早く昨日帰宅すると届いていた。

 とにかく厚い。819ページ、厚さにして3.2cm。渡辺京二「逝きし世の面影」も厚いと思ったが、それを凌駕する(笑い)。

 昨夜は図書カードにて、どうしても購入したく以下の2冊もゲット。

 ▼漱石自選講演集「社会と自分」(ちくま学芸文庫)
 ▼柄谷行人「遊動論 柳田国男と山人」(文春新書)


 思えば、いずれも明治時代や、その頃に活躍した作家、文筆家、思想家などばかりだ。

 日本の近代化をめぐり、明治時代や大正時代等は改めて読み、勉強すべき題材であることに間違いはないと思う。それだけ、魅力的な本も刊行されてきている。

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by saiseidoh | 2014-04-22 07:45 | 歴史 | Comments(0)

北大図書館を利用する

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 自宅から自転車で北大界隈に向かう。天気は良いが、札幌はまだ寒い。

 最初の目的地は北大構内の北大図書館。一般人でも「一日利用証」というので簡単に利用できることを最近知り、本日は試しに利用。市立図書館や道立図書館に所蔵本としてなく、古本としても購入すると高い下記の本を閲覧し、必要箇所を複写。

 ▼青江舜二郎「狩野亨吉の生涯」(明治書院版)

 実はこの本の中公文庫版はつい最近、「日本の古本屋」経由で都内の古書店に頼み、来週には手元に届く。明治書院版には、中公文庫からは削除された、“亨吉と性”の項目がある。

 季刊誌?「環」(藤原書店)も市立図書館などにはない。北大図書館で発見し、ちょうど探していた、2014年冬号『医療大特集』の必要箇所を閲覧してくる。
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 次いで北大近くに行くと必ず寄る弘南堂の均一本をのぞく。小田光雄「〈郊外〉の誕生と死」(青弓社、1997年)のとても綺麗な本があり、購入。
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 精算のためカウンターに行くと、2014年版の「さっぽろの古本屋ガイドMap」があったので、頂いてくる。

 古書籍商組合加盟の39店が載っているが、実店舗アリは18店と半数もない。本当に店舗は少なくなってしまいました。マップは古書店近くの喫茶店なども載っており、いい感じです(さすがにブック○○などは載っていません=笑い=)。
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by saiseidoh | 2014-04-19 18:01 | 街(町)歩き | Comments(0)

“旅と書物をこよなく愛した”作家・ラルボー

 久しぶりにまとまった額の図書カードがあり、新刊書を購入。在庫がない本もあり、ネット購入でもよいのだが、やはり手にとって確認後に購入したい。

 という訳で、昨夜の仕事帰りに寄ったのは、コーチャンフォー美しが丘通店(札幌)。まずは次の3冊。

▼ヴァレリー・ラルボー「A.O.バルナブース全集(上)」(岩波文庫)
▼永山薫「増補 エロマンガ・スタディーズ」(ちくま文庫)
▼徳本昌大・高橋暁子「ソーシャルメディアを武器にするための10カ条」(マイナビ新書)

“旅と書物をこよなく愛した”作家・ラルボーは初見だが、大変興味深い。もちろん、(下)も近々購入予定。

 隣接して、やはり大きな店舗のブックオフがあったので、思わず覗いたが、大量の“新刊落ち”ばかりで、ほとんど欲しい本はなし。千種堅「モラヴィア」(中公新書)のみ買って、帰ってきた。

A.O.バルナブース全集(上) (岩波文庫)

ヴァレリー・ラルボー/岩波書店

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by saiseidoh | 2014-04-18 07:59 | 岩波文庫 | Comments(0)

高桑信一「古道巡礼」

 久しぶりに図書館で利用したい本があり、2冊を予約。

 1冊を昨日仕事帰りに受け取った。高桑信一「古道巡礼」(東京新聞出版局、2005年)。
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 高桑さんという方は秋田出身、埼玉県在住の方で、日本全国の古道を探り、巡り歩いている。『岳人』誌に連載したもの。

 当方、関心があったのは、“古代東北の謎を秘めた千年の道”と銘打つ仙北街道。終点地・秋田県東成瀬村生まれで、一時育ち、そこの山深い雰囲気をよくわかる。自らの誕生地・原点を知ることは誰にとっても大切なことだろう。

そして、この本でも触れられているようだが、仙北街道は宮沢賢治、柳田国男らともさまざまな接点・つながりを持っている。

 もう1冊は夏苅郁子「もうひとつの『心病む母が遺してくれたもの』」(日本評論社、2014年)。精神科医が書いたもの。まだ公にされたばかりのせいばかりでもないだろうが、4日に予約して、今も順位が「7」となっている。今も借り出され、さらに6人が次々と読み継がないと、当方の順番にならないのだろうか?手に取るのは数ヶ月先か…。

 
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by saiseidoh | 2014-04-16 07:55 | ノンフィクション | Comments(0)

「城のしおり」

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               (姫路城) 

 数十年も前に地域の城とその近隣都市を巡り紹介するテレビ番組があった。地味な番組ではあるが、定期的に観るのが秘かな楽しみだった。昨今のようにそこにテレビタレントなどは一切登場しない。

 この「城のしおり」(平成3年版)は全国城郭管理者協議会というところが発行しているもので、根強い人気を誇っているとか。当方も発行直後ぐらいにどこかの城で購入したようだ。

 やはり、城郭だけではなく、その周辺の地域・街を訪ね歩くのが面白い。このしおりでは、北は弘前城から南は島原城まで41城が紹介されている。最近流行りの、竹田城はない。

 ■ここ1週間~
 小林信彦「日本の喜劇人」(新潮文庫)、西永良成「サルトルの晩年」(中公新書)、三木幹夫「ブルーフィルム物語~秘められた映画75年史」(世文社、セブン叢書)が売れた。
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by saiseidoh | 2014-04-14 08:22 | 歴史 | Comments(0)

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