彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
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「源実朝 『東国の王権』を夢見た将軍」

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 本日の札幌は雨模様でした。ここのところ、札幌近辺を歩いてもいい古本に出会うことがめっきり少なくなった。

 そんなこともあり、天候不良も加え、悶々としていて、午後から近くのコーチャンフォーへ。

 購入したのは坂井孝一著「源実朝 『東国の王権』を夢見た将軍」(講談社選書メチエ)。実朝に関しては吉本隆明の「源実朝」(日本詩人選、筑摩書房)や太宰治、小林秀雄、そして「金槐和歌集」等も繰り返し愛読し、今もって関心は高い。

 ところで。週明けの明日から4日間ほど、所用で東京や仙台を訪れる。いくつかの本屋、古本屋の様子ものぞいてくる。どんな発見があるでしょうか…。


 

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by saiseidoh | 2014-07-27 17:51 | 歴史 | Comments(0)

「徳川美術館展」

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 仕事が休みのついでに道立近代美術館で開催中の「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」を観る。

 時間があったので、ゆったりと2時間余り。北海道は本日から子供たちは夏休み、静かに鑑賞できるかと思ったが、午前から比較的年齢が高めの方々で混雑していた。

 写真は開催前に連続3回紹介された同展を紹介した北海道新聞日曜版特集。

 こうした展示は現地で観るのが一番かな、とも。

 この展覧会と道新日曜版で徳川家・尾張と八雲町の関係を知る。北海道特産として有名な“木彫りの熊”だが、ルーツは徳川家19代当主・義親によるスイスの熊木彫りということらしい。最近の熊の木彫りに魅力は感じないが、スイスの“熊の学校”や義親が広めた当時八雲町で作られた木彫りは自由さに溢れ、興味深い。

 帰りがけに美術館近くの並樹書房、ブックハウスQの2軒ものぞいたが、両店舗いずれも外に出された均一ワゴンには買いたいと食指が動く本が皆無。

 ブックハウスQ店内でかろうじて「犬の伊勢参り」(平凡社新書)を購入。しかし、この新書も比較的出回り始めたのか、ネットではかなり値段が下がってきている。



 

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by saiseidoh | 2014-07-25 18:16 | 美術 | Comments(0)

新刊本・街並みの移り変わり

 最近気になる新刊本。

 ▼川本三郎・筒井清忠「日本映画 隠れた名作 - 昭和30年代前後」 (中公選書)
 ▼みうらじゅん「人生エロエロ」(文藝春秋)
 ▼小山清「日日の麺麭/風貌 小山清作品集」 (講談社文芸文庫
 ▼荒俣宏「喰らう読書術」(ワニブックス)

日日の麺麭/風貌 小山清作品集 (講談社文芸文庫スタンダード)

小山 清/講談社

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 ここ数日自宅近隣を自転車で走ると、また古本屋、リサイクルブック店が店じまいをしていた。

 ①麻生古書 (札幌市北区北24条)
  古書組合には入っていなかったようだが、一時はかなり頻繁に通勤の帰途、立ち寄った。跡にはテナントとして今流行り風なそば屋が開店準備をしていた。
 ②地下鉄南北線北34条駅ビル内、X-ZONE
  古本屋ではないが、文庫本や新書、DVD、CDなどが並べられていて、年に数回程度寄ることがあった。

 寂しい街並みの変遷なり―。


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by saiseidoh | 2014-07-23 13:03 | 街(町)歩き | Comments(1)

大男のための子守唄

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 大男のための子守唄


おやすみなさい 大男

夜 冴え冴えとするなんて

まぶたを閉じて 口をあけ

お辿りなさい 仮死の道

鳥も樹木も眠る夜

君だけばっちり眼をあけて

ごそごそとするのはなんですか


心臓のポンプが軋むほどの

この忙しさはどこかがひどく間違っている

             間違っているのよ


おらが国さが後進国でも

駈けるばかりが能じゃない

大切なものはごく僅か

大切なものはごく僅かです

    あなたがろくでもないものばかり

    作っているってわけじゃないけれど


お眠りなさい 大男

あなたは遠く辿っていって

暗く大きな森にはいる

そこにはつめたい泉があって

ひっそりと燦めくものをふきあげている

あなたは森の泉から

一杯の清水を確実に汲みあげなければならない

ああ それが何であるかを問わないで


おやすみなさい 大男

一杯の清水を確実に汲みあげてこなければならない

でないとあなたは涸れてしまう

お眠りなさい 大男

二人で行けるところまでは

わたしも一緒にゆきますけれど
                          (茨木のり子詩集=岩波文庫版)


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by saiseidoh | 2014-07-21 09:40 | | Comments(0)

「貧乏は幸せのはじまり」

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 昨日夕方、自宅近くのコーチャンフォー(新川通り店)に寄る。

 購入したのは次の2冊。

 ▼岡崎武志「貧乏は幸せのはじまり」(ちくま文庫)
 ▼谷川俊太郎選「茨木のり子詩集」(岩波文庫)

 岩波文庫のシモーネ・ヴェイユ「自由と社会的抑圧」も店内の在庫検索では「在庫あり」とあったが、何回指示されたコーナーを見ても発見できない。たまにはこういうこともある。在庫なし、ということで、この2冊のみ。

 バブルとか、金持ちとか、よりは今は「貧乏」の方が気持ちが落ち着く(苦笑)。

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by saiseidoh | 2014-07-18 10:44 | サブカルチャー | Comments(0)

北方資料からみる「江戸・蝦夷・ヲロシヤ」交流展

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 用事のついでに北大図書館に寄ると、「試験中にて一般利用者の図書室利用はご遠慮ください」とのこと。8月12日まで。期間中であっても貸出・返却はできる。

 ということで、ホールで開催中の北方資料からみる「江戸・蝦夷・ヲロシヤ」交流展を観てきた。

 第1期として「漂流民大黒屋光太夫の帰還とラクスマン来航」(~9月30日まで)。秋には第2期展示も行われる。

 日本が鎖国をしていた江戸時代後期、北方ではロシアとの交流、日本人の渡航が散発的に行われていたことが活き活きと伝わる。日記、日録、文書など、図・絵なども交えた記録が素晴らしい。


 
 
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by saiseidoh | 2014-07-16 11:26 | 歴史 | Comments(0)

「ひとり出版社」・電子出版

 昨日の北海道新聞読書ページに「ひとり出版社」が紹介されていた。時折、新聞の出版・書籍広告にも出てくる社もあった。

 今回取り上げられていたのは、岩田書院(東京)、吉田書店(同)など。全国各地を眺めれば案外にたくさんの社が活動しているのだろう。
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 個人で出版活動をする、ということでは電子書籍が登場し、電子出版を手がける条件は整ってきているのだろう。さっぽろ自由学校「遊」の講座に「個人が無料で電子出版する方法」というのがあった。

 そこで、とても関心があるので、早速申し込んだ。日時は8月9日(土)午後2時~5時30分。

 受講概要その他、終了後にここで報告してみたい。




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by saiseidoh | 2014-07-14 11:27 | 出版社 | Comments(0)

第7回亜麻まつり

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                       (北海道・石狩当別・亜麻畑)

 北海道では亜麻の花が満開です。何とも言えず、清涼な花弁、そして色彩です。

 第7回亜麻まつり。

 メイン会場の旧東裏小学校の廃校跡校舎ではさまざまな展示・販売が行われました。

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by saiseidoh | 2014-07-13 17:53 | ★地域を歩く★ | Comments(0)

亜麻の花、北海道立文学館

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                               (庭の亜麻)

 昨年、当別町の亜麻まつりに出かけ、頂いてきた亜麻の種が花開いた。種から成長したのは6,7本だが、花が開いたのは今のところ1本のみ。今朝初めて気がついた。

 本日の新聞には次のような、本や文学絡みの記事が出ていた。少し期待できる話題だ。

 ▼北海道立文学館、新館長に池澤夏樹氏
  先日は理事長に工藤正広氏が就任している。池澤氏も期待できる、期待したい。

 ▼「北の想像力《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅」(寿郎社)
 編者である岡和田晃氏(批評家)が朝日新聞道内版に記事を書いている。関心がある本だが、とにかく高い。手にする日はいつのことか?
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by saiseidoh | 2014-07-12 12:23 | その他 | Comments(0)

新刊2冊

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 図書カード残額がまだあることをいいことに、昨日も近くのコーチャンフォーに寄る。

 ずっと買わなければ、と気にかかっていた次の2冊。

 ▼飯田豊一「『奇譚クラブ』から『裏窓』へ (出版人に聞く)」(論創社)
 ▼糸川昌成「臨床家がなぜ研究をするのか―精神科医が20年の研究の足跡を振り返るとき」(星和書店)

[
最近購入いただいた本]

 ▼ 内堀弘「ボン書店の幻~モダニズム出版社の光と影」(2008年、ちくま文庫 ※著者署名・落款入り)

 ▼新評臨時増刊全巻三島由紀夫大鑑」(1971年、評論新社)

 ▼ 柄谷行人「内省と遡行」(講談社学術文庫)

 ▼ 工藤欣也・寺嶋弘道「三岸好太郎―夭折のモダニスト」(1988年、道新ミュージアム新書)

 ▼ シェークスピア「あらし」(1950年、岩波文庫)


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by saiseidoh | 2014-07-10 08:06 | ノンフィクション | Comments(0)

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