彩生堂備忘録


店主:宮内義富、札幌在住。「本の力」「人の力」が必要な時代です。ものごとを、明治以降生まれた様々な思想や文学、社会学、医療や医学、性その他に関する学問・研究など、多面的な物差しで見ていくことの必要性も痛感します。
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「ヴィクトリア朝の人間模様」

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今日から(またいろいろな事情で)日経新聞が届き始め、毎日4紙を読む。

以前から思っていることだが、日経は文化欄が楽しみだ。本日付は「ヴィクトリア朝の人間模様10選」(荒川裕子氏)が7回目を掲載している。

J.E.ミレイ「盲目の少女」。
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by saiseidoh | 2016-10-31 07:29 | 美術 | Comments(0)

「…人間は歴史、過去からしか学ぶことができない…」

 週末の金曜日、職場からの帰りがけ、また弘南堂書店に寄った。しかし、いつもの均一棚には欲しい本がなく、何も買わずに帰ってきた。

 そして、土曜日夜は日本ハムと広島カープの第6戦をテレビで観る。いつものようにヒヤヒヤしながら観ていたが、終盤にレアードの満塁本塁打が飛び出し、最後は気持ちよく勝利、そして優勝の瞬間を見ることができた。

 今シーズン、日本ハムの野球観戦はなんだかんだと言って4試合程も札幌ドームで観た。ドームモニターというモニターにも協力し、通年野球観戦なしでは寂しい日々を送らざるを得ない程にこのチームに関心を寄せている(妻とともに)。

 栗山監督は三原監督を師と仰ぎ、“奇を衒う”戦略を練り上げているようにも見えるが、その理論には豊富な裏付けがあるようだ。今日の朝刊3紙を気分良く読んだが、朝日新聞に載せられた、栗山監督の言葉「…人間は歴史、過去からしか学ぶことができない…」というフレーズに惹かれる。歴史や過去の中にこそ、豊かな人間観や世の中の真実が隠れている、と私もつくづく思う。

 家で乗っていたワゴン車が事故に遭い(相手車が突っ込んできて)、使えなくなり、仕方なく軽自動車を購入するハメになってしまった。本日販売店で契約。必要がなくなったワゴン車の冬タイヤを処分するため手稲方面に行ったついでに、久しぶりにブックオフに寄った。欲しい本がないのはわかっていても寄るのだが、やはり徒労に終わる。しかし、今日は「ブックオフには欲しい本はない。でも次から次へと消費されるだけの本を、今を生きる人たちは求めているのかもしれない…」と変に納得する自分がいた。

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by saiseidoh | 2016-10-30 18:28 | 身辺雑記 | Comments(0)

ライフ・シフト

 紆余曲折を経て、私の「ライフシフト」は現状こんな風になってきた。

1.給与生活
生活していくための基本的なお金を得ていくもの。しかし、そこのトップが本当にその組織を良くしようと考えるならば最大限の協力はするが、そうでないならそんなことはしない。これまでも何度も裏切られてきたので、あまり幻想は抱かない。

2.自らがやりたい事
自分が興味がある事は細々とでもやり続けてきた。考えてみるとたくさんある。本を読むこと、書くこと、古本屋を歩くこと、映画を観ること、興味がある人物に思いを馳せ調べること…。

3.ボランティア的なこと
人間付き合いは苦手だが、職場とは違い、ボランティアの場では心がある程度開放される。その目指すところにも共感できるので、続けている。

4.その他
これまでの経験を活かしてできることならなるべくやるようにしている。もちろん、意に沿わないことはしない。

 リンダ・クラットン、アンドリュー・スコット「ライフシフト 100年時代の人生戦略」(東洋経済新報社)。“憂鬱と不安から自由になる!”とある。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略

リンダ・グラットン / 東洋経済新報社


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by saiseidoh | 2016-10-28 07:20 | 身辺雑記 | Comments(0)

高井有一「蟲たちの棲家」

 若い頃その文章に憧れた高井有一さんが亡くなった。84歳。
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高井有一さんの本は最近のものは除き、大半の本を単行本で持っていたが、今では4〜5冊しか手元にはない。「蟲たちの棲家」は最も好きな作品だが、昭和48年に購入している。

そして、若い頃その文体を真似しようと何度も試みたが、結局のところ、芳しいものはできなかった。これから再度読み直してみるのも面白いかもしれない。
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by saiseidoh | 2016-10-27 07:00 | 文学・小説 | Comments(0)

杉野希妃監督「雪女」

東京国際映画祭で杉野希妃監督「雪女」が出品される、と報じられている。

昨日の朝日新聞“ひと”欄でプロデューサーを務めた門田大地さんという方が紹介されていて、映画化された経緯などがわかる。
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                  (asahi.comより転載)

製作の地・広島、小泉八雲、女優・杉野希妃…小泉八雲の原作を新たな解釈で描くということでとても関心がある。
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by saiseidoh | 2016-10-26 07:18 | 映画・映画の本 | Comments(0)

宮沢和史と沖縄民謡

 「島唄」で知られる宮沢和史さん(THE BOOM)が沖縄民謡を録音し保存する活動に取り組んでいる、と朝日新聞の本日付朝刊が伝えている。沖縄各地で活動を続けている奏者を訪ね歩き、貴重な音源を録音したもので、訪ね歩いた奏者・歌い手は約250人に上る、という。

 これまで何回も取り上げているが、小沢昭一さんが生前にまとめた「ドキュメント日本の放浪芸」シリーズを彷彿とさせる。

小沢昭一日本の放浪芸 16 小沢昭一が訪ねた道の芸・街の芸 (ビクター・カセット 1016)

小沢昭一 / 日本ビクタービデオソフト事業部


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by saiseidoh | 2016-10-25 07:09 | サブカルチャー | Comments(0)

第106回COML札幌患者塾

 
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 昨日22日(土)、第106回COML札幌患者塾が開かれた。今回は自宅で妻の介護をされている池田暁さんによる「妻の介護から見えてきたもの―生きることは口から食べること」。

 池田さんは札幌市清田区在住で、奥様が脳幹出血発症後、いくつかの病院を入院・転院を繰り返すものの、医師らから「口から食べることは無理」と止められながらも、最終的には家に連れ帰り、在宅で10年近くも支え続けている。

 池田さんは、家族がいるのだから在宅で診るのが当たり前、施設や病院に預けてもよくならない、自分や家族のことは我が身のことなのだから自分の工夫でやりきらないとダメ(もちろん、在宅で支え続けるには医療機関や福祉サービスとのネットワークを拒否しているわけではない)、などと持論を強調していた。実体験からの言葉なので説得力がある。

 池田さんの体験はYouTube「【老いるショック】妻を自宅で看るということ~在宅介護の現実と希望~ 2016年7月25日放送」で知ることができる。

 

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by saiseidoh | 2016-10-23 09:06 | 医学・医療 | Comments(0)

「札幌古書組合八十年史」

 日曜日、占冠からの帰途、札幌市白石区の文教堂書店(南郷通8丁目)に寄った。ある資料用の本を「日本の古本屋」で探すと、最安値で文教堂書店取り扱いのものがあった。ネットで注文、とも考えたのだが、店に行けば送料もかからないし、何とか行く時間もありそうだ。ということで、寄った次第。

 ところが、今は店舗になく、別の所にある倉庫にあります、とのこと。仕方なく予約をして来て、昨日受け取りに行ったのだった。

 ここは以前にも数回来てはいたが、今回改めて見ると、郷土史関係その他、素晴らしい品揃えだった。日曜日から気になっていた「札幌古書組合八十年史」は2013年に出されたものだが、我慢できずに購入してしまった(2,000円)。
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 ところで、文教堂書店のご主人だと思うが、とても親切な方で、参考になることを少しばかり教えていただいた。「倉庫の方にもっとたくさんあります。もしよければそちらも見ますか?」とお誘いいただいたが、同書店ホームページ掲載の在庫目録を見てからにすることにした。感謝致します。ところで、この店はレコード、CDが有名なようだ。



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by saiseidoh | 2016-10-19 07:00 | 古書店 | Comments(0)

「赤岩青巌峡」

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紅葉を求めて占冠へ。「赤岩青巌峡」は初めてで、観光地らしくもなく、一度目は通り過ぎてしまった。

今回の収穫は、ずっと調べ続けている夕張で暮らし亡くなった、無教会キリスト者・田村清の住んだ“登川”を発見したこと。今まで地図を様々見ていてもさっぱりわからなかった。それが、夕張から穂別に入る直前の山中で登川という住居表示の看板を見つけた。何事も現地を訪ねないとわからない。
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by saiseidoh | 2016-10-17 06:59 | 自然・都市 | Comments(0)

「日本の黒い霧」

 小学校1年~2年にかけて東京都足立区弘道小学校という所に通った。そんな事を思い出したのは、今日の北海道新聞日曜版『本と旅する』で西綾瀬と、その周辺が舞台となった松本清張「日本の黒い霧」を取り上げているからだ。

 当時、足りない知識でも国鉄総裁だった下山という人物が何でもこの近くで鉄道事故に遭い、殺された(亡くなった)そうだ、というような話は周辺で聴いていたような気がする。しかし、私の記憶では、この綾瀬近辺ではなく、南千住、という土地がこびりついている(まあ南千住もとても近い場所なのだが…)。今日の新聞を見て、常磐線・綾瀬駅のすぐ西方だったことを知った。

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 今は住宅地になっているというが、50数年前は一面に水田が広がっていた。綾瀬駅から自宅まで北の方角に向かい、子供の足で10数分はかかっただろうか。そして、東京拘置所もこんなに近かったのか、と今更に気がついた。

 ところで、清張の「日本の黒い霧」。この作品もかつて読んだはずだが、熊井啓監督『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』(1981年)の方が記憶に鮮明に残っている。



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by saiseidoh | 2016-10-16 08:18 | 文学・小説 | Comments(0)

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